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4.5 VTS運用におけるAISの密接な関わり合いの研究

 

I. VTSツールとしてのAISの使用に関するガイドラインの作成ガイドラインの作成は、AIS運営グループとの現在の技術的問題についての合意を待つばかりの状態にある。また、ガイドラインの仕上げの大部分は、IECテスト基準の完成に左右される。

II. 必要な場合、VTSに関連するAISについて、運営グループに指示を与える。

WGは成果書類VTS12/WG2/1を作成した。それはVTS11/6/3rev1に対するAIS運営グループ(SG)の回答を認めるものであった。この書類で、SGの回答から持ち上がったいくつかの点を明らかにし、さらにいくらかの支援を依頼した。

 

III. WG1と共に、AIS安全性データと一般データの関係を定義する。

WGはこの件を検討し、安全性に関連するメッセージという用語をより明白に定義することを試みることで合意した。作業計画に従って、WG1は以下の草案の言い回しを審議し、意見と勧告を提出するよう求められている。

「AISによって伝達されるメッセージにおいて、『安全性に関連するメッセージ』という用語は、生命や航行の安全性を保証あるいは確保するために、至急伝達されなければならないメッセージを意味する。安全性に関連するメッセージは、非常に短くなければならず、どんな場合でも160文宇を越えてはならない。」

仮草案の原文の写しもAISWGに提出されることになっている。

 

4.6 VTSセンターと他のVTSセンター、公共事業機関と連携サービス、船舶(AISによるものを含む)間のデータ交換に必要なより広域な条件について検討し、新規の調査や開発に照らして、勧告を発展させる(両立可能な通信のための勧告も含む)。

 

 

 

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