日本財団 図書館


2. 情報書類

 

2.1 委員会は、IALA理事会の第22回会議の報告書に注目した。

 

2.2 理事会の報告書で注目される点は、V103/1とV103/3オペレーターモデルコースの利用が承認されたこと、SMCPについては、要約をIMO用に要請されたこと、及び制限された水路での交通に関する新しい作業項目の追加が受諾されたことである。

 

2.3 他の情報書類については全てAnnex2に記載した。これらの書類は、検討してさらに発展させたり、委員会の仕事を進める際に利用するように、ワーキンググループに配布した。

 

3. 運用(WG1)

 

3.1 VTSシステム実施に先立つリスク分析と実行可能性調査に関する勧告の発展。

ワーキンググループ1の起草グループは、新規VTSの開始、実行可能性と設計、リスク評価、費用便益、実施、及び評価段階と、既存VTSの再評価に関するIALA勧告案を作成した。この仕事VTS12/WG/1/1は、VTS11/WG1/2/16Rev3を基礎とした。

メンバーにはVTS12/WG1/1についての意見を事務高に提出するよう依頼してあり、第13回会議で検討してその勧告を仕上げ、理事会に提出して承認を受ける予定である。

 

VTS11/2/4(最新のワーキングペーパーRev3)に関しては、会議と会議の間にオランダ、英国、フィンランド間で仕事を続行する予定である。この書類は、承認を受けた後、IALA VTSマニュアルの第2.1章に差し替えられる。VTS12/WG1/1には、リスク評価や実行可能性調査に関するより詳細な情報がVTSマニュアルにあるという参照がつけられている。この件に関する主要な書類を作成する仕事が続けられており、IALA VTSマニュアルの第3版に含められる予定である。

 

3.2 VTS機器の運用性能基準に関する勧告の発展。

オランダが提出した情報書類に基づいて、第13回会議で作業を開始する。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION