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この起草グループは、IMPAのMr.Mehrkens、南アフリカのMr.Kohler、合衆国のMr.Sollosi、IALAのMr.Kentで構成されている。Mr.Kentが作成した原稿をMr.Sollosiがさらに発展させ、修正した原稿を起草グループの他のメンバーに提出して検討してもらい、意見を求めることで合意した。この起草グループが行った作業の結果は、VTS2000で提出され、後日開催されるワークショップのシミュレーションの基礎となる予定である。

 

1.4 IALA理事会(12/2/5)の第22回会議の報告書で述べられているように、委員会はVTS認定の問題を議論した。若干数のメンバーは、全体にわたる港湾の安全性/管理体制の構成要素として、VTSの認定に関心を表明した。出席したIMCの全メンバーは、VTSシステムのVTS生産者で[出席したメンバーは、STN ATLAS Elektronik GmbH;Lockheed Martin OR&SS Traffc Maqnagement;Marine Data Systems(MDS);Sofrelog;Thomson CSF/NCS France]、計画されている認定手続きと予定表については、今まで関係していなかったうえ、そのような計画について知らされていなかったため、反対であり、受け入れないとしている。それに対し事務局長は、IMCには知らせてあり、それは工業会員が要請する手続きであると述べた委員会は、VTSの認定審査をできるような承認を受けた基準をIALAが確立するまで、VTSの認定は実施できないし、そのような基準を開発するには数年かかることを認めている。委員会はさらに、当分の間、認定手続きにはVTS機器以外の航路標識の機器とハードウェアしか含まれないことも理解している。[書記注:この会議の議事録の写しをV12inf6として報告書の原文に添付してある。]

 

1.5 委員会は、IALA勧告V-103の要請に従ったVTS要員の研修を行うための、単位制の研修施設を設立するために、ワークショップが計画されていると報告を受けた。ワークショップは2000年2月15―17日に開催されることになっている。このワークショップの目的は、大学、研修の専門家、船級協会が一緒になって研修施設の認定を受けるための提案書を作成することである。VTS委員会は、適切な代表者がこのワークショップに出席できることが重要だと考えている。それが可能になるように時期と場所を決めるべきである。

 

1.6 DERAのMr.Hadleyは、VTMIS-NETプロジェクトの進展と結果について発表した。INRETSのMr.Degreは、船舶のスケジューリングと航行計画に関して、ルアーブルで実施した調査について発表した。委員会は、発展していく問題点や主題となる調査に通じている必要性を認め、Mr.HadleyとMr.Degreの尽力に感謝を表明した。

 

 

 

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