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4.3 今後の課題

今年度の調査研究は、新方式レーダーシステムの検討として次の5項目について行った。

・設計上の問題点

・船舶通航データ収録装置の試作、データ収集、データ解析

・情報処理上の問題点の検討

・シミュレーションによる考察

・船舶通航業務への具体的適用

この結果、実績のある既存の追尾技術の拡張で新方式レーダーによる高速船の追尾が可能であることがシミュレーションにより確認された。

来年度の主な調査研究の課題として次の項目があげられる。

・レーダー系のインターフェースの検討

・3秒周期となるレーダー映像処理系(主に表示系)の検討

・既存の追尾方式の改良および追尾パラメータの変更等を含む新たな追尾方式の検討等さらに、従来技術を新方式レーダーに適用する場合の船舶通航業務システムとの円滑な統合を行うための調査研究を実施する必要がある。

 

 

 

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