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具体的にまずは、デスケースカンファレンスの定例化に努力していきたいと考えています。患者さんの個別性を見失わずにケアの向上を目指していくためにも、一人ひとりの患者さんとの出会いを大切にし、ケアを総合的に評価しながら前に進んでいくことの重要性を今回の研修を通して再認識しました。時間に余裕のない現場にあって、過去を振り返る作業に意味を見出すことは難しいという懸念もありますが、このことの重要性をチームのメンバーと共有できるように努力していきたいと考えています。

また、チームアプローチや家族のケア、ホスピスケアの根幹とも言えるスピリチュアルケアも大きなテーマとして念頭に置きながら、看護に当たっていきたいと思っています。そして、患者さんやその家族との信頼関係を大切にしながら、相手の価値を大切にすることを忘れずに、患者さんや家族のQOLの向上に向けて努力していきたいと思います。

微力ではありますが、研修を受講しようとした初志を忘れず、今回の研修を通して得た全国の仲間達とのネットワークを活かしながら、ホスピスケアを学びつづけていきたいと思っています。

最後になりましたが、今回の研修を受講し多くのことを学ばせていただくにあたり、日本財団より多大な援助をいただきましたことに心から感謝申し上げます。今回の学びをさらに深め、社会に貢献できるように努力していきたいと思います。

 

 

 

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