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表4-1 潜在的発光添加物の化学的および物理的特性の抜粋

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注:UNK─不明あるいは利用できないh情報

PROP─特許製品、化学データ入手不可。

一般的にトルエンとヘキサンの消滅と移動は、その物理化学的特性に基づきよく理解されている。それらは比較的高い蒸気圧を持ち、好気性の条件の下で容易にバイオ分解され、その低い溶解度と高い土壌分配係数のため、メタノールより反応が遅い。MOとAOが特許商品という事情のため、これらの化合物の潜在的な消滅と移動の性質は評価できなかった。

4.2.2 味覚

LawlessとHammerにより行われた研究(Lawless、1983年)は、苦味剤の添加により製品を誤って摂取する事故が減少したことを実証した。C.Bering、j.Griffithおよび」.Wildにより1980年代初頭に行われたもうひとつの研究で(Beringその他、1982年)、摂取されるであろう苦味剤を含む液体の平均容量は、ティースプーン一杯分より少ないということが結論づけられた。メタノールの量が増えたことで、潜在的な健康への関心から、メタノールを含む燃料の摂取を防止するための苦味剤の検討が促進された。

苦味剤の有望な候補としては以下の産業を含むいくつかの産業で製品の摂取を防止するための防護手段として広く用いられるようになった、デナトニウム ベンゾアート、別名ビトレックスがある:

アルコール:変性アルコール

医薬品:薬用布、爪噛み防止剤、マッサージ用アルコール

農業製品:殺虫剤、植物栄養剤

自動車製品:不凍液、ブレーキオイル、光沢剤

日用品:洗剤、殺菌剤

 

 

 

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