M85に関する相互溶解の実験はまたオンタリオ州Bordenのカナダ軍隊基地においても行われた。過去の研究と同様に、Bordenの研究からも0.7%(すなわち7,000ppm以下)のメタノール濃度に関してはBTEX化合物の移動性や溶解性に特段の変化はなかったと結論づけられた。しかしながら、この研究では25%(すなわち250,000ppm)以上のメタノール濃度に関して移動度の向上が起こりうることが結論づけられた(Barkerその他、1990年;Hubbardその他、1994年)。これらの濃度はブルームの部分では起こり得ないので、低い希釈因子を持つM100やM85プルームの発生地域において想定することができる。