Howardその他から参考。(1991年)
これらのデータによれば、漏洩シナリオに関わりなくメタノールは地下水、地表水、大気あるいは土壌には蓄積しないようにみられる。
メタノールの物理的および化学的特性は、個々の概念的な漏洩シナリオの下で、さまざまな環境媒体における、この化学品の消滅と移動をさらに定義するための役に立つ。土中と地下水からのメタノールの消滅は、その高い溶解度と、抑制要因が低いことによって土壌への吸着による消滅が少ないために、バイオ分解と移流(分散と拡散)が有力なメカニズムであると想定される。地表水の中ではメタノールの無限の溶解力は、強い波、風および潮で希釈化がすすみ、結果としてより低い濃度(<1%)になるであろう。