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/30フィートバスプロジェクト/

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【燃料について】

・ メタノールの改質には水(水蒸気)が必要であるが、当初は車両に供給する燃料に水を混合した燃料を使用していた。その後、純粋メタノールを使用し、車両上でメタノールに水を混合している。メタノールに混合する水は、水道水を活性炭で脱塩素処理している。その他、脱イオン、フィルター処理をしている。

・ メタノール中には、硫黄や炭化水素の混入に注意を払っている。炭化水素は燃料供給時のタンクローリーなどで混入する。

【その他】

・ 入力燃料エネルギーに対して改質器を含めた燃料電池効率は約45%(負荷に対してフラットな特性を持つ)、モーター効率(DC-DCコンバータ、モータコントローラ、DCモーター)が60%、バッテリー効率が約80%、エアコンや圧縮機等を含むアクセサリーは6%程度である。これで従来のディーゼルより10%程度効率が良いとしている。

・ 公道試験に関する規制はない。試験項目の達成に関しては厳しく注文が付けられているが、その他の安全に関する注意はほとんどないようで、自己責任に委ねられている。

 

 

 

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