【安全システム関係】
・ 安全システムとしては[火災検知器、H2検知器、衝突時の安全ステイ(燃料電池を守るバー、車両サイドに付いている)、H2の換気装置(後述のPEMのバスには付いていない)]がある。
・ 燃料の補給はカップリング方式で行っている。従って燃料タンクにフレームアレスターはついていない。タンクからの戻りはそのまま大気に出している。
・ メタノール燃料電池の危険性として改質した後の水素の漏洩はあまり気にしていないようである(水素の量は、燃料電池内より改質器の方が多い)。むしろ異常時の高温の水蒸気の噴出が危険と述べている。
・ 燃料のシャットダウンシステム、ハロンによる消火設備を有している。また、凍結防止と安全のために窒素ガスによるパージシステムを有している。
・ バッテリーは各種ブレーカーの他、金属容器に入れられており、事故時の危険防止に配慮している。
【その他】
・ 車両性能的には二次電池を積んだ方が良いとのことであったが、重量、コスト、廃棄物(電池)処理の観点から、二次電池を積まない方向を模索している。バッテリーの重量は、約1500kg程度になる(2000時間で交換必要)。
・ 州政府の規制では、メタノール給油ステーションの防火に関する規定はある。