○メタノール自動車
中国ではエタノールを自動車用燃料には使っていないが、ある県では大量のメタノールがある。フォードのメタノールFFVエンジンを数百台購入し、小型バスに使用するようである。
○その他
・ 北京、上海ではLPGバスを導入している。
・ 国内の自動車普及台数は約1,400万台である。
・ 来年6月より欧州の排気規制が導入される。EURO Iに合わせる予定。その後2〜3年してEURO IIが導入されよう。
○国際交流
日本のメーカ、フランスのメーカ、イタリアのフィアットと電気自動車開発に関し交流を持っている。米国エネルギー省とも交流がある。中国はIEAに加盟していないが、すでに石炭火力発電や水力発電に関する協定には参加しており、IEAに興味を持っている。
○エネルギー事情
・ 発電構成は、75%石炭、水力20%、原子力は少ない。新たな水力発電を考えている。長期的には、石炭が70%になろう。
・ 来年1月より、環境問題から有鉛ガソリンの販売を徐々に禁止する。来年6月末には有鉛ガソリンの販売は終了する予定。
・ 中国国内に約1,400万台の自動車が走行している(おおよそガソリン車7割、ディーゼル車3割)。平均的に言うとこの数字は決して多くない(人口1000人に11台の割合)。この数は今後10〜20年で急速に増加し、3〜5倍になろう。石油資源は不足しており、来年度は約5000万トン輸入しなければならない。これだけ多くの原油を輸入することは中国にとって大きな問題になっている。