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図2-2-3 エネルギーフロー

 

表2-2-3 燃料電池自動車効率試験結果

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注記 バス及び燃料電池の補助で1.12kWが消費される。

* 試験中に消費されたメタノールの低発熱量である。

** 燃料電池スタックのグロス出力

*** 接極子および電界に関する出力も含む

**** 験中に消失した回生エネルギー

***** バッテリーは元の充電状態まで戻された。

 

ジョージタウン大学では、この試験を通して、二つのキーとなる事項があるとしている。

一つは、ハイブリッドシステムである。40フィートの燃料電池バス商業化プログラムを計画した段階では、ブレーキエネルギーの回生及び応答性を満足させる目的からハイブリッドシステムとした。しかしながら、電気出力と駆動システムに高電圧が要求されるため、バッテリー重量が非常に大きく不利になること、軽量かつ容積の小さいPEMFCが開発され、燃料電池のみでトランジットバスを駆動することができること、トランジットバスの運行にあたっては、エネルギーを貯蔵しておかなくとも応答性に問題ないこと等がわかり、今後はハイブリッドシステムを用いないシステムの研究を行っていく。

 

 

 

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