平成11年 公海の自由航行に関する普及啓蒙事業 書き下ろし論文シリーズ
第31章 エネルギー安全保障協力に資する日韓石油産業の連携オプションの分析
曽我正美
(財)日本エネルギー経済研究所主任研究員(エネルギー資源)
1:はじめに
2:アジア石油市場の将来展開
2.1.:アジアの石油市場
2.2.:石油需要の急増と製油所の活発な建設
2.3.:1997年半ばに起こったアジアの通貨危機
3:日韓提携オプション検討の必要性
3.1.:韓国の石油産業が直面している課題
3.1.1.:通貨危機の影響による主な石油産業の変化
3.1.2.:韓国の製油所新設
3.2.:日本の石油産業が直面している課題
3.2.1.:特定石油製品輸入暫定措置法(特石法)廃止
3.2.2.:石油製品輸出自由化
3.2.3.:わが国の石油産業の弱み
3.3.:日韓提携検討の意義
3.3.1 わが国の石油産業の物流合理化
3.3.2 相互に補完しあえる可能性
4:日韓提携オプションの経済性検討
4.1.:経済性分析のフレームワーク
4.1.1.:提携オプションの経済性検討の3つのケース
4.1.2.:石油精製モデル
5:日韓提携オプションの分析
5.1.:提携による石油製品貿易と設備稼働の変化
5.1.1.:基準ケ−ス
5.1.2.:日韓の提携による脱硫・分解設備の稼働変化
5.2:提携による収益(経済性)の変化
5.2.1.:アフリカ原油の追加入手可能性
6:日韓提携オプションの具体的な分野と今後の検討課題
6.1.:提携オプションが具体的な可能性を持つ分野
6.2.:様々な障害
6.3.:今後の課題
6.4.:まとめ
参考文献
参考資料 (曽我論文要旨・英語)