平成11年 公海の自由航行に関する普及啓蒙事業 第1回海外調査(マニラ)
フィリピンにおける米軍基地跡地視察
第15章 米軍が撤退したスービック海軍基地跡はどうなったか
報告:川村純彦・小川彰
□会議名:国連海洋法に関する国際会議(マニラ)International Conference on System Compliance MARITIME TRANSIT ISSUES REVISITED1
□実施日:1999年11月17日(火)〜18日(水)
□場所:Grand Boulevard Hotel, Manila
□主催者:PhilMar, SEAPOL, UP-IILS.
川村純彦 ただいま、マニラでの会議からの帰りの機上でこの報告を録音しております。11月15日に成田を出て、フィリピンに5泊しました。本日は11月20日です。今回の出張の主たる目的は17-18日にマニラで開催された国際会議参加ですが、このほかにも2つのイベントがありました。合計3つのイベントを次のように日程の順に報告いたします。
第15章 フィリピンにおける米軍基地跡地視察(11月15-16日)
(スービック海軍基地を中心に:沖縄基地問題の参考に) 3枚
第16章 国連海洋法に関する国際会議ハイライト(11月17-18日)
(注目すべき論文と見) 8枚
第17章 個別意見交換(PhilMar等)(11月19日)
(南シナ海の情勢に関する意見交換) 2枚
第15章は、国連海洋法に関する会議がマニラで始まる前に、われわれはSubic(スービック)とClark Airfield(クラーク基地)の返還後の状況を視察しました。いずれも、かつて米海・空軍のアジア最大と言われた基地です。第16章は、今回の海外調査の主目的であった国連海洋法に関する国際会議への参加報告です。国際海峡あるいはArchipelagic Waters(群島水域)の航行の自由の問題に対する検討の会議に出席し、意見を述べて参りましたが、会議の主催団体は、バンコックに所在する有力なNGOのSEAPOL(Southeast Asian Programme in Ocean Law, Policy and Management)、フィリピンの海事研究所PhilMar(Philippines Institute Maritime Affairs Incorporerated)、フィリピン大学国際関係研究所の3団体でした。
1会議への参加は、社)国際経済政策調査会が主催する 公海の自由航行プロジェクト委員として参加した。公海の自由航行プロジェクトは平成11年度日本財団助成事業として行われた。