日本財団 図書館

共通ヘッダを読みとばす


Top > 社会科学 > 社会 > 成果物情報

LRT高速運転用信号システムの開発事業研究報告書

 事業名 LRT高速運転用信号システムの開発
 団体名 日本鉄道電気技術協会 注目度注目度5


(6) 提案方式に対する自動車群シミュレーションによる考察

設備b)においては上下とも問題なく、自動車群の走行が可能であるが、設備a)における下り自動車群は、流れが発散し、渋滞の原因を生成する恐れがある。そこで、このような発散現象がみられ、かつ、上下の交通量が均衡する場合には、そのサイクル長を避けることが必要と考えられる。よって、発散現象を生じない他のサイクル長について検討する必要があり、次項以降にて検討する。また、図-5.8.2に示した対向の自動車1台だけのシミュレーションではこの発散現象がつかめず、表定速度が単に高く、有利との結果となるので、自動車群のシミュレーションが必要である事を立証したこととなる。

 

5.3.7 対向自動車群の系統速度の算出法

すでに文献1)よりサイクル長Cと往復旅行時間Tとの関係により系統遅れが変化することが示されており1)、本システムの算出においてもその関係に留意して検討する。

ここで、順方向(上り方向)の系統制御速度をV(m/s)、リンク長(信号機間隔)をLとした場合、往復旅行日間Tは次式で求められる。

T=2L/V

そこで、信号制御のサイクル長Cと往復旅行日間Tの関係を考慮し、対向の(下り方向の)スルーバンドの速度を算出する計算式を検討したところ、次に示すように明示された。

(1) C=Tの場合

設備a)(L=400)におけるサイクル長72秒の場合が該当し、対向の系統速度は上りの系統速度と同一となる。(図-5.3.10.a参照)

図-5.3.10.a 系統速度計算説明図 C=Tの場合C=72s

063-1.gif

(2) T<C<2Tの場合

設備a)におけるサイクル長120秒の場合が該当し、上りの系統速度V、リンク長L、サイクル長Cの関係を図示すると、図-5.3.10.bに示すようになる。図-5.3.10.bより明白なように対向自動車群の系統速度Vdは、次式で求められる。

Vd=L/(C-L/V)ゥゥゥ(1)

図-5.3.10.b 系統速度計算説明図 T<C<2Tの場合C=120s

063-2.gif

(3) C=2Tの場合

設備a)におけるサイクル長144秒の場合が該当し、その関係を図示すると、図-5.3.10.cに示すようになる。図-5.3.10.cより対向自動車群の系統速度Vdは、(1)式のCに2Tを代入して求められ、その結果、次式が得られる。

Vd=V/3ゥゥゥ(2)

図-5.3.10.c 系統速度計算説明図 C=2Tの場合C=144s

063-3.gif

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






サイトに関するご意見・ご質問・お問合せ   サイトマップ   個人情報保護

日本財団会長笹川陽平ブログはこちら

日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION



ランキング
注目度とは?
成果物アクセスランキング
483位
(35,139成果物中)

成果物アクセス数
23,998

集計期間:成果物公開〜現在
更新日: 2022年9月24日

関連する他の成果物

1.事業完了報告書
  [ 同じカテゴリの成果物 ]


アンケートにご協力
御願いします

この成果物は
お役に立ちましたか?


とても役に立った
まあまあ
普通
いまいち
全く役に立たなかった


この成果物をどのような
目的でご覧になりましたか?


レポート等の作成の
参考資料として
研究の一助として
関係者として参照した
興味があったので
間違って辿り着いただけ


ご意見・ご感想

ここで入力されたご質問・資料請求には、ご回答できません。






その他・お問い合わせ
ご質問は こちら から