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第2表 財政力指数段階別過疎地域市町村数

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(参考)1 自治省調べによる。

2 ( )内の数値は構成比(%)を示すが、小数点第2位を四捨五入しているため合計が合わないことがある。

3 「平均値」は市町村の財政力指数を単純に積み上げ、市町村数で除した数値である。

4 本表の財政力指数は平成9年度は、平成7年度から平成9年度まで、平成8年度は、平成6年度から平成8年度までの地方交付税の算定に用いた基準財政収入額を基準財政需要額で除して求めた数値(小数点第5位未満を四捨五入)を平均(小数点以下第2位未満切り捨て)したものである。

5 「過疎対策の現況」(平成11年7月、国土庁) p61

 

4. 広域的連携に係る3つの注意点

 

最後に、広域的連携に係る注意点を3点あげておこう。

第一に、地域個性が広域的連携のために埋没するようなことのないように工夫しなければならないことである。地域個性という場合、広域的連携にかかわる地域全体についての地域個性というものもあろうし、その広域的な地域を構成する、例えば個々の市町村に係る地域個性というものもある。この点は、委員会でしばしばとりあげられた論点で、座談会では、村井委員が率直な疑問提示の形で発言しておられる。それぞれの面が個性を発揮をして輝くことができるような多面体、しかもその多面体もまた個性的に輝くこと。一つ一つが違う輝きをもちながら全体としても非常にきれいなネックレス。などの説明が他の委員からされている。新潟県十日町地域の広域的連携において、構成6市町村で市町村ごとにテーマを決めてステージづくりをしながら、全体としても高い理念をかかげていることなどが参考とされよう。

第二に、構成団体間のいわゆる温度差の克服である。

岩手県の黄金王国、熊本県・宮崎県の九州ハイランド活性化協議会などの現地調査報告等で、はっきり述べられているが、例えば、観光開発の場合、人気の高い環境資源は、平等・均等に存在しているわけではない。

 

 

 

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