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・各町の自冶会単位で説明会を行い、周知を図った。

・当該事業を進めるにあたっては、彫刻公園設置事業を10年間にわたり進めてきたこともあり、3町村の同意のもと当該事業、PR委員会を推進している。

・8市町村の共通理解のもとに、地域の特性に根ざした構想を策定したので、特に問題はなかった。

・関係8町が同じ問題を抱えていたため。

 

2. 部分的に問題点があった

 

・地域の地形、自然条件等は共通で、一体的な事業の推進を図るべきところであるが、各村の行政的な取り組みにおいて、格差があり、一律的な事業の推進は難しく、基本的な理念のもと、柔軟な企画及び事業実施が不可欠である。

・広域で第三セクターを運営していくのは、初めての取り組みであったため、事業を進める上で、検討材料が多くあった。

・3町村で組織体系に対して、思惑の相違があった。

・町村合併への危惧。

・これまで長い間の慣行制度である自治体という範囲を超えるというのは、それほど容易ではない。自治体がそのことをまず、しっかりと理解するということが難しい。

・事業推進にあたり、政治的影響を受ける。

・18市町村もの広域的連携によるソフト事業での「地域おこし」の法人組織は、全国的にも他に類例がなかったので、事業手法、コンセプトづくりに苦労した。

・イベント開催の財源として事業協力者から協賛金をいただくこととしているが、対象となる協力者が少ないため、自治体が出資しているケースもある。商用目的のお祭り的イベントとして考えれば、行政側でやる必然性が薄れている。

 

 

 

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