日本財団 図書館


表3 阿蘇地域振興デザインセンターの機能と事業

134-1.gif

(県企画開発部地域政策総室の資料による)

 

4. センターの事業展開

 

(1) 2種類の事業

 

次に、センターの具体的な事業の展開について見ることにしよう。最近の数年、平成8年度以降をとりあげてみる。8・9年度の事業は阿蘇環境デザインセンターによるもの、10・11年度は阿蘇地域振興デザインセンターによるものである。両者の事業の大枠については変わりがない。なお、11年度事業については、年度途中であるので、一部は実施予定のものである。

事業は財源によって大きく2つに分けられている。1つは、町村の負担金と基本財産の果実を主たる財源とする一般会計でなされる事業である。これは言わばセンターの恒常的な活動にかかわる事業と言ってよい。他の1つは、特別会計でなされる事業で、このほとんどは受託事業である。10年度には財団自主事業が少額(約30万円)ではあるが、これは特別会計で実施された。

一般会計による事業の規模は、決算ベースでみると、8年度884千円、9年度1,296千円、10年度1,282千円、11年度(予算)2,000千円で、一般会計支出のそれぞれ7・5%・10.2%、8.6%、10.3%を占め、規模・割合とも大きくはない。これに対して、特別会計の受託事業費(決算)は、8年度27,761千円、9年度18,742千円、10年度11,526千円と、かなりの額にのぼる。この受託事業がこのセンターの事業を大きく特徴づけていると言ってよかろう。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION