池川町は、吾川村の北に位置し、かつては銅鉱山の町として栄えたところである。高知市から約50kmで、町の面積は142.68km2、うち山林面積は13,437haを占めている。構成町村の中では、唯一町制を敷いているが、人口は最も少ない。しかし、商店数などは3町村の中で最も多く、かつてはこの地域の中心的存在であったことが伺われる。
仁淀村は、仁淀川を挟んで吾川村の南に位置し、石灰岩の産出量では日本有数の鉱山がある。推定埋蔵量は15億トンで、採掘された石灰岩は、太平洋岸の須崎市まで23kmのベルトコンベアで運搬されている。高知市からは約60kmで、村の面積は106.16km2である。
B. 人口
吾川村、仁淀村、池川町の3町村の人口は、3町村合わせて8,780人となっている。またこの地域は、県下でも最も高齢化が進んだ地域となっている。各町村の人口と高齢化率は次の通りである。