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図4 「水」のパンフレット

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(v) アロエ事業

 

アロエ事業は、現地法人が操業を始めた平成6年度から平成10年度まで取り組んできた事業である。四万十ドラマは、北播振興協議会が誘致し設立された現地法人(株)しまんとアロエから、地元農家に対するアロエの栽培指導や出荷調整業務などを受託し、アロエの生産が地域で安定的にできるように取り組んできた。アロエの栽培には当初指導が必要であり、一企業の専属でその企業のためだけでなく、「地域振興」という中立的な立場から指導する必要があるということで、四万十ドラマが(株)しまんとアロエと農家の間に入って指導してきた経緯がある。しかし、需要低迷などの理由から、平成11年度よりアロエ栽培の指導者が(株)しまんとアロエに移ったため、現在は四万十ドラマはアロエ事業からは外れている。

(株)しまんとアロエは100%民間企業であり、町村の出資はない。しかし、その誘致に当たっては北播振興協議会が行い、3町村が敷地、建物、機械を整備し、この企業に月150万円で賃借している。誘致した企業は、東日本を中心にアロエの栽培などを手がけていたが、西日本をカバーする拠点を探していたところ、県から紹介を受け、この地域に進出することに決めた。

 

 

 

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