(4) 産業
本圏域は、農林業、織物業、観光業を主産業としてきた。平成7年国勢調査の就業状況は、製造業23%、建設業17%、次いで農業、サービス業となっている。製造業関連の進出企業が80社ほどあり、観光関連のサービス業も増えている。農業は「コシヒカリ」の産地として知られ、良質の米の安定生産と畑作や施設きのこ栽培と組み合わせた複合農業を推進している。モチ、しめ縄、漬物など農産物加工も活発。林業は、造林のほか観光開発に伴い木工芸の取り組みも盛んになっている。伝統産業の織物業は低迷状態にあるものの、引き続き地場産業の中核をなしており、繊維関連が製造物品出荷類の38%を占めている。