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 (例) 行政情報公開システムの表層サービスに対するCSが潜在的満足空間にある場合

 状況:

 I県が行政情報公開システムに設けた「地域の歴史」のコーナーは、利用者の評価は高いが、行政情報公開システム自体の認知度が低いため、あまり利用されていない。

 問題点:

 そもそも当該システムの認知度が低いことが問題であり、システムの周知を優先的に推進する必要がある。

 対応例:

 行政情報公開システムの存在や利便性を周知する。

 

また、表層サービスについて国民のニーズが低い場合、本質サービスを利用する上で問題がなければニーズの向上を図る必要はなく、場合によってはコスト削減対象とすることも考えられる。

 

(4) 満足空間への対応

表層サービスに関しては1章に示した通り、期待水準もパフォーマンス評価も高い場合、予算に余裕があればさらに内容を充実させることにより、さらなるCSの向上が期待される。また、国民の期待も評価も高い機能を強化するとともに当該システムの特色としてアピールし、国民の認知度向上や利用促進を図ることも可能と考えられる。ただし、行政機関の限られた財源を考慮すれば、本質サービスの方に改善ニーズがある場合には、それを優先すべきと考えられる。

 

 (例) 地域観光情報システムの表層サービスに対するCSが満足空間にある場合

 状況:

 J市が地域観光情報システムで提供している「お便り紹介コーナー」は、観光客のCSがわかるため、地域住民の期待が高く、実際に利用している住民の評価も高い。

 問題点:

 特になし。

 対応例:

 ページ数の増加やお便りに描かれたイラストも掲載する等、一層の充実を図る。

 

5-4-4 改善を容易にする柔軟なシステム構造及び運用体制の実現

CS調査に基づいて官民接点情報システム及び関連事業への反映をスムーズに進めるためには、システムや運用保守体制の改善を容易に行えるような工夫が必要と考えられる。

1] システム構築における柔軟性

官民接点情報システムのシステム構造やネットワーク構造等の柔軟性、拡大縮小性、相互接続性等を高める設計が必要となる。特にインターネット技術を活用したシステムの場合、システムの柔軟性、相互接続性が高く、また、ホームページの更新やレイアウト変更のように、適宜、更新可能なシステムも多いため、CS調査結果の反映が比較的容易である。

 

 

 

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