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(1) 企業におけるシステム整備・運用事業の評価手法

情報システム構築・運用に関する評価に関しては、民間企業において、様々な手法により評価が行われている。企業における情報システムは、当初は業務の効率化を支援するOAやFA (Factory Automation)を目的とするものが主流であったが、その後、経営に必要な情報を的確かつ迅速に提供したり、業務プロセスを改善することにより事業の優位性を確保する戦略的なシステム、さらには組織そのものの強化を図り、事業を改革するイノベーション創造システムと多様化が進んでいる。表4-1に、情報システムの例を示す。

 

表4-1 情報システムのタイプ別特徴

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出典:三菱総合研究所経営情報システム部講演資料

 

企業が導入している情報システム評価手法としては、以下のものが挙げられる。

○ ファイナンス手法

事業レベルでの投資と収益との対比により、情報システム導入に伴う、「投資利益率(ROI: Return on Investment)」、「内部利益率(IRR: Internal Rate of Return)」、「正味現在価値(NPV: Net Present Value)」、「回収期間 (Payback Period)」等の評価基準を基に事業性を評価する手法。

○ 費用対効果分析(CBA: Cost Benefit Analysis)

業務効率化、省力化の効果として生ずるコストの減額分(削減・短縮された人件費、省資源コスト等)と開発運用するためのコスト(開発費用の償却費、運用費用等)とを対比し、見合うかどうかを評価する手法。

 

 

 

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