2] 「こんにちは町長室」(平成8年から実施)
町長が直接住民と懇談する機会を定期的(毎月1回、昼夜交互に2時間程度で1グループ15分位)に設ける制度。
3] 「まちづくり町民講座」(平成8年から実施)
その時々のテーマに沿って、所管の各課長や外部講師を招き、自らの仕事内容を説明し、仕事上の課題について住民とともに考える講座。
4] 「まちづくり懇談会(予算広聴集会)」
住民の意見を反映させ、地域の行政課題を語り合う場として、住民が自由に参加できる予算の広報・広聴集会の制度。
5] 「住民検討会議」(平成7年から実施)
主要な事業について、計画構想の前段階から住民の自由参加による議論の場を設定し全町民に公開する会議。
6] 「私の意見」(平成10年から実施)
意見をもちながら協議の場にでられない人のために、毎月宅配する広報誌に返信用の用紙を同送して町への意見や提案を募集するもの。このほかFAXや電子メール、録音テープでも意見を受け付ける仕組みを設けている。
7] その他の取組
予算や施策の情報だけでなく、「まちづくり懇談会」等で吸い上げられた住民の意見・要望は住民窓口課でアクセス処理したものを役場内で処理・回覧した後の検討結果や処理方針などを含めて、全住民に向けてペーパーでお知らせするという方式をとっている。また、月1回発行の広報誌にQ&Aのコーナーを設け、住民意見については必ず、ないがしろにしないフィードバックの姿勢を貫いている。
(2) 情報共有化による効果
情報共有化のためのさまざまな取組の効果として、以下の事項が挙げられている。
・「まちづくり懇談会」や「住民検討会議」についての最近の傾向として、住民の意見や要望が当初は住民エゴ的なものが多かったが、回数を重ねる毎に建設的な話し合いに変わってきている。行政に対して意見を言うというよりも、住民同士のディスカッションが多くなり、役場側が行司役として話し合いが進行している。