○ ホームページ上で住民同士による会議室を設け、行政に関する様々なテーマで議論を行い、議論がある程度まとまった段階で事務局を通じ、行政への提案として首長あてに提出される仕組み
(例:藤沢市や札幌市における「電子会議室」等)
等がある。このような先進事例はあるものの全体から見ればまだ少数であり、また先進的な取組に対しても、地域住民の認知度を高めることが容易ではないという課題がある。また、行政評価に取り組む団体は年々増加しているが、国民の意見を収集する手段に関しては、国民が誰でも手軽に意見を出せるような環境が整っているとは言い難い。今後の我が国の行政機関における国民満足度の向上への取組は、まだ多数の課題を抱えていると言える。