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(3) 変更データの入手方法

1] 変更データのソース

住所変更ワンストップサービスを考える場合、変更データのソースは1つであることが望ましく、そのソースの条件は以下のとおりである。

・カバー率が高い

・重複がない

・制度的にデータが更新される仕組がある

・統一コードが付与されている

・電子媒体又はネットワークで提供できる

上記の条件をすべて満足するソースとして、住民基本台帳ネットワーク・システムがある。住所変更ワンストップサービス実現のための変更データのソースとしては唯一のものであると考えられる。

2] 変更データ入手方法

住民基本台帳を変更データのソースと設定した上で、関連機関がこのソースからデータを入手する方法が用意されなければならない。改正住民基本台帳法では、基本4情報と住民票コードからなる本人確認情報の提供を受ける機関が記載されているが、どのような方法で提供されるかについては記述されておらず、今後制定される政令に委ねられることになろうが、いずれにしても以下の3つの方法によることになろう。

 

1) 紙ベース

住民基本台帳ネットワークの全国センターから、一定期間ごとに、住所変更がなされたデータを紙への打ち出しの形で入手する。このリストから該当データを特定し、自システムの関連部分を更新する。この方式は、提供側と受領者側とのインターフェースを意識する必要がなく、提供者側に特に変換作業が要求されないが、受領者側は、入手したデータの中から該当部分を抽出する作業、それを自システムの該当データと関連付けて、更新するという一連の作業をすべて手作業で行わなければならないという問題がある。

受領機関側が登録されている個人情報の住民票コードを、あらかじめ本人から提供を受けて把握している場合には、全国センターに該当部分のみの打出しを依頼でき、更新作業が軽減されることとなる。しかし、それらが登録されている個人のすべてをカバーしていなければならい。部分的な場合には、結局はリスト個々に更新していかなければならないという問題がある。

 

 

 

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