個人の住所「変更」データを管理しているのは後述する米国郵政公社(USPS: US Postal Service)のNCOA(National Change of Address)であり、複数の民間事業者に委託などでデータベースを公開しているため、住所変更そのもののサービス内容はサービス提供業者ごとに内容が異なる。
<<サービス事例(1)USPSによる住所変更サービスNCOA(National Changeof Address)>>
http://www.ncoa-processing.com
[概要]
米国郵政公社US Postal Service(USPS)が行っている住所(変更)データを管理するサービスである。個人の移転による住所変更は年間4,000万件を超える。最新の住所変更データをデータベース化して公開することにより、未着等に対する郵送事務の軽減を図る一方で、企業に対しては有料サービスとして収益をあげている。個人はインターネットを経由して情報更新がいつでも可能である。
[運営主体]
USPSが認定したPrivate Service Sector companyによって運営されている。
[サービス]
このサービスを利用したい企業はまず、MCOAから提供されたフォーマットに自社の顧客データベースを合わせて作る。これをつくるためのツールや、データフォーマットの説明は用意されている。
利用者(企業)には週1回、NCOAに登録されている個人の住所変更データが送られ、マッチングツールによってマッチングをかけて更新する、という方法である。
NCOAの住所変更データのマスターファイルは、NCOAを利用する個人がNCOAのホームページのフォームに入力して送信することで更新されていく。
処理日数は1日。FTP(ネットワーク上のファイル転送)で送受信する。
[NCOAマスターファイルについて]
NCOAデータは、引越しによる住所変更を郵便局に申請した顧客データがもとになっている。NCOAデータベースはこの情報を元に毎週アップデートされる。
現在、約1億800万の住所変更レコードが保管されている。その構成比は、84.3%が転送可能な新住所を持つレコード、12.85%がmoved-left-no-address(引っ越したという事実がわかっているだけで新住所がないもの)、2.65%がPOBOX(私書箱)閉鎖、0.2%が外国への移転という内訳である。