各自治体のコンピュータ間での住所データの交換は、JISで標準化されている文字セットとコードで行い、また、JISの標準文字セットに含まれない文字、すなわち外字については標準化範囲の拡大によって極力広い範囲にわたって取り込まれていくことが期待される。
2] ゲートウェイ
しかし、前述の標準化は、時間的にも量的にも限界があることは明らかであり、量の如何にかかわらず外字そのものは今後もしばらくの間存在し続けるものと予想され、その扱いについて何らかの解決手段が必要であることには変わりがない。
したがって、文字コードと文字セット、及びフォントの違いを解決するために、標準化以外の方法で、自治体コンピュータ相互に何らかの解決手段を共有し合うことが必要となり、その手段として外字管理サーバと外字フォントサーバを備えたゲートウェイの設置が考えられる。標準化されないデータを交換する以上、異なる条件下の自治体コンピュータ相互について、可能性のあるあらゆる組み合わせに備え、様々な変換を可能とするためのコンピュータリソース(ソフトウェアやハードウェア)が全体のシステム(すなわち、各自治体コンピュータとこれらを相互に接続するためのネットワーク)の中の、いずれかの位置に設けることが不可欠となる。その場合、そのコンピュータリソースを各々の自治体コンピュータに設ける方式にすると、システム全体としてかなりの重複投資を行うことになる。これに対し、外字を処理する場合のみ通過するゲートウェイには、必要となるコンピュータリソースの大部分が共有化されることになる。
このゲートウェイの外字管理サーバには、各メーカのコンピュータで実装されている文字コード、文字セット、及び自治体側で登録されたユーザー外字が登録され、各自治体コンピュータ間で交換される外字に対し、交換元と交換先の条件に対応したコンバートを行う。また、もう一つの外字フォントサーバには、外字のフォントのうち共有化が必要なフォントや、自治体で作成されたフォントなどが登録され、外字管理サーバの処理とリンクをとりながら、必要に応じて文字符号とともに該当するフォントも併せて送信することになろう。