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インターネット、国の機関のLAN、他の地方公共団体のLANなど、庁内のLANシステムと庁外のネットワークとの接続状況を見ると、インターネットとの接続については、都道府県では88システム、市町村では256システムとなっているものの、国の機関及び他の地方公共団体との接続については、都道府県でそれぞれ7団体9システム、8団体11システム、市町村でそれぞれ11システム、44システムに留まっている。

(b) 広域ネットワークの動向

地方公共団体の広域ネットワークは、各都道府県が取組んでいる県内市町村全域を対象とした情報通信システムの整備と、それを前提に全国レベルで相互に接続する「総合行政情報ネットワーク」の構築が進められている。

都道府県の取組みの一つとして岡山県が構築した「岡山情報ハイウェイ」は、近年進展の著しい情報通信技術を積極的に活用して地域の活性化と地域間格差の是正を図るものである。県が高速・大容量の基幹回線を整備し、この県庁WANを県庁と県民との情報共有の高度化を図るための基盤とした。情報の基盤整備を一種の公共事業として考え、情報の高速道路づくりを地域の振興施策として推進している。

県内の情報通信基盤の構築に併せて、県民福祉の向上につながる様々なシステムの開発・導入を促進することにより、県民は、県内どこにいても医療、保健、福祉、教育等、公共や民間の様々なサービスを、いつでも受けることを可能にし、また、県内の産業分野においても、国内外を相手に情報発信や情報収集を効果的に行うことにより、地域産業の活性化を図ることを目指したものである。さらに、これらの施策を通じて、県内に最新の情報通信関連技術を蓄積し、需要の創出と相俟って、情報通信産業の集積を促進しようとするものである。

このように、岡山情報ハイウェイ構想は、ネットワーク面から見ると、いわば県内全域に展開されるイントラネットである。これにより、県民や県内の団体はお互いに様々な情報をやり取りすることができ、情報の共有が可能になる。そして、インターネットを通じて、県外、海外の利用者ともシームレスな通信が可能になっている。具体的には、インターネット技術で構築した県庁のWANにCATVやプロバイダーのネットワーク等へのアクセスポイントを設置し、県民イントラネットを構築したものである。

岡山県では、地方の総合事務所として9つの地方振興局を設置している。本庁とこの地方振興局を自営の光ファイバー網で接続して幹線網とし、これに専用回線で試験研究機関、県立学校等の県施設を接続している。

 

 

 

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