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規模は小さくとも、地域に根差した活動が住民の健康を支えている現場を見て、心温まるものを感じた。

 

夕方、フィルムショーに参加

JICAとフィリピン保健省では住民の健康教育のためInformation, Education & Communication(IEC)というプログラムを推進している。これはビデオ教材や人形劇を利用して、地方の住民にもデング熱や下痢症についての基本知識の教育を行おうというものである。このプログラムは週2回、全国500箇所で行なわれていて、幸運にもこの夜、このIECの活動のひとつであるフィルムショーが別の村で行われており私たちも見学することができた。

会場は村の集会場のバスケットコートで、収穫したトウモロコシで半面が埋まっていた。村の子供から老人まで、たくさんの人たちが詰め掛けるなか、スクリーンにはデング熱予防のための教育ビデオが流されていた。アニメーションを使って重要な知識をわかりやすく解説し、子供にも(外国人の私たちにも)わかりやすい内容である。教育フィルムと前後して"Mr.Bean"やフィリピンのTVコメディなど人気のあるフィルムの放映があり、集客能力向上に一役買っているようだった。

夕暮れ、村中の人たちがわいわい集まって、映画を楽しむ。それはTVが普及しはじめたころの日本の風景のようでなつかしく感じられた。 (文責:山中隆夫)

 

○3月11日 今日の一言

宗 村:バランガイの光景にノスタルジアを感じました。

福 地:Dr.Ramosの医療哲学話に聞き入ってしまった。どこにでもイカす人がいますね。

鈴 木:JICA作の教育ビデオに見惚れてしまいました。プールで足浴もできて満足!

水主川:星空がとてもきれいで、思わず願い事をしたくなってしまいました。

木 村:バスでガタガタ、プールでパシャパシャ、夜はヨロヨロ(未定)!?

長谷川:タイに行きた?い、けど、タルラックは良いところ

 堤 :UPのシャツでフィリピーノ

田 畑:飲み会続きで楽しい毎日。

本 庄:ヴォルテスファイヴ、フィリピン国歌、デンギ・ソング。歌こそ人生。

山 本:ビデオが面白かった。デングの歌が面白い。

炭 谷:タルラックに来て、パワーアップ。

天 川:昔に、子供の頃にアニメで見たボルテスファイブを歌うなんて思いませんでした。

白 石:Tarlacの空気はManilaよりClean。村の人々の協力体制、特にここでも女性達の活躍が目立った。

山 中:タルラックは思ったより都会。でもマニラと比べトライシクルの数が増えてきました。

金 井:星空がきれいでした。ビデオもわかりやすかった。

 

 

 

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