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4]居住年数

居住年数は、20年以上の長期居住者が64.2%を占め、10〜19年も21.9%と多かった。10年未満のバブル崩壊後に転居してきた人は9.7%にすぎず、定住型の居住者が多い結果となった。

 

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5]幼少時に過した地域

幼少時に過した地域は、農山漁村が43.4%、郊外の住宅地が26.1%、市街地(商業が主体)が17.3%の順で多く、市街地(工業が主体)は2.7%と最も少なかった。

 

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6]居住地域

属性には質問として設定していなかった区分である。回答者が居住する地域は、第1地域が29.0%(131人)、第2地域が44.0%(199人)、第3地域が26.0%(118人)であった。なお、第3地域に居住する人は所沢と入間市民だけであった。

 

(3) 狭山丘陵とのかかわりについて

ここでは、狭山丘陵とのかかわりの尺度として、利用の度合いから狭山丘陵に「住んでいる」または「行ったことがある」かについて質問した。さらに、利用したことがある人についてはその目的を、「一度も行ったことがない」と回答した人にはその理由を尋ねた。

1]利用度

利用度をみると「行った」が37.4%で最も多く、次いで「時々行く」30.5%、「よく行く」11.7%の順で、「住んでいる」10.0%も含めると約9割になり、狭山丘陵が周辺住民にひじょうによく利用されていることが分かった。

これは市町別にみてもほぼ同じであったが、地域別にみると丘陵に近い地域の居住者ほど「よく行く」、「時々行く」と回答した人(利用度が高い)が多く、逆に「行った(1回の利用)」、「一度も行ったことがない」と回答した人(利用度が低い)は丘陵から遠い地域の居住者ほど多い傾向がみられた。

なお「一度も行ったことがない」と答えた人は10.4%であった。

 

 

 

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