5 梱包等処理の委託
(1) 梱包等処理の委託
その他プラスチックの梱包等処理が可能となった施設を設置した者(選定事業者)に対しては、次に掲げるところにより、平成12年8月を予定に名古屋市が分別収集したその他プラスチックの梱包等処理を下記内容にて名古屋市の予算額の範囲内で委託する。ただし、(2)に掲げる事由のいずれかが生じた場合を除く。
ア. 委託単価
委託に係る契約は、梱包等処理量(〔参考〕(1))に基づく単価契約とし、委託単価は次による。
(ア) 2(3)ウ又は4(1)イにより提出された委託料の見込みを示す書類に記された委託単価の額(以下「見積単価」という。)および名古屋市の予算額の範囲内で、毎年、名古屋市と受託者(選定事業者)とで協議して定める。
(イ) インフレーションその他予期することのできない特別の事情により賃金又は物価に激しい変動を生じ、委託単価を見積単価の範囲内で定めることが著しく不適当と認められる事態が生じた場合には、(ア)にかかわらず、名古屋市と受託者(選定事業者)は、委託単価の適正化について協議するものとする。
イ. 不適物等除去後のその他プラスチックの品質基準
・ 分別基準適合物の引き取り品質ガイドライン
(再商品化事業者が再生に当たり、市から引き取る際の品質の目標)
プラスチック製容器包装
(ア) 引き取り形態
分別基準にあるように「圧縮」されているもの(以下、ベールという)。
「圧縮」とは単品で圧縮されていることではなく、保管、運搬時の効率性を確保する観点から、一般的な圧縮機(ベーラー等)で圧縮され、結束または梱包等により形態の維持、小容器類の飛散対策が図られていることをいう。
(イ) ベールに求められる性状
・ 安全性: 運搬や保管・移動作業中に荷崩れがないこと。
なお、ベールの安定性のためには、ボトル類にあっては蓋を外して圧縮を行うほうが合理的。
・ 衛生性: ベールから臭気の発生がないこと。
腐敗性有機物が付着、混入していないこと。
・ バラケ性: 再商品化施設での解体が容易であること。
(かさ比重0.25〜0.35t/m3程度を目安)
(ウ) ベールの寸法、重量、結束材
ベールの寸法は次の3種類の寸法(これらに準ずる)を推奨