日本財団 図書館


図1. バーサ号の生涯

010-1.gif

 

1]ヤコブス教会 2]旧王宮 3]ヘルギヤンドホルメン 4]海軍工敞 5]カステルホルメン 6]スケップスホルメン 7]ベックホルメン 8]ヴァーサ号沈没場所 9]浅水深場所 10]グスタフ5世乾ドック 11]ベックホルメン北岸 12]ヴァーサドック 13]ヴァーサ新博物館

・1626年、ストックホルム王宮のそばのブラーシホルメン島海軍工敞4]でヴァーサ号の建造が開始され、1627年進水。

1628年初夏、工敞から旧王宮2]の下のローゴドストラッパンに移され、大砲、バラスト等の艤装品及び食料が搭載された。

・1628年8月10日(日)午後3時出港、最初の目的地はストックホルム湾外の群島アルブスナッペンであった。先ず、トランスボーダナル(現在のスルッセン)まで、ケッヂ・アンカーで移動、ここで展帆出港した。

・しばらく南下し、東に針路をとり、4枚の帆を追加展帆し、礼砲を2発射った。その後、南からの突風により、ヴァーサは少し傾いたが、心配する程のこともなかったが、少し開けたテーゲルヴィーケン湾に達した時に強い突風を受け(強い突風といっても4m/sに過ぎない)下部砲門孔から海水が流入してベックホルメン島の数百米沖で転覆沈没。

・1959年沈船を水深32mから16mに曳航移動9]、1961年4月24日沈没してから333年ぶりに完全引き揚げ。グスタフ5世乾ドックに入渠。同年ベックホルメン北岸に曳航11]、その後ヴァーサドックヘ、1988年現在の新博物館の場所まで最終航海。

1990年6月15日ヴァーサ博物館完成。

 

010-2.gif

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION