(4) 座標変換
ネスティング配置に使う各部品の代表点である部材系座標の原点を変える。
…これらの準備処理を行っておく。
部品ファイルにある部品データは、作成された手順通りのネット寸法/座標値で、人相手のガイダンスとしてのカッティングプランならともかく、機械相手の厳密なネスティングには使えないからである。
さきにNCフォマットのところで説明したNC装置での切幅補正機能はなくてよく、むしろない方がよい…としたい。
次いで指定された素材データに、システムに取り込んだ部品をはめ込む作業にはいる。
素材データは矩形と限らず変形でもよい。折れ線で囲んだ図形とする。
ブロック部品のまとまりのために、ネスティング対象の正ブロックと埋め草に使う副ブロックが指定できる。
作業は画面にて、部品又はグループ単位に、移動コマンド類:単独/共有辺/線上/回転/ミラー反転…を用い、[画面6.3.1 ネスティング・ズーム処理]に見るように、割り付け確認してゆく。