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図2.1.11 面の境界と線の接続の変化

 

C: 船底の直線にバッテンを添わせて固定し、そのバッテンのまま上に曲げて回せるようになる位置。つまり1本のバッテンを繋がないから、この断面線は連続: CONTINUEと言える。

そしてこの点から、また船尾に向かうには、今度は前より逆にK点断面の点線のようにバッテンをタンジェンシーラインから船体外に出さないと回せなくなり、

K: 船底平面と船体曲面は折れ:KNUCKLEとなっている。やがて、そのK断面の折れ角がきつくなるにつれ、BEND CORNERとしての、

R: 曲加工のRがつくが、点線のような接線があるのではなく、船型上はKLで、そこに曲げRの「丸め」が生ずる…と解される。

 

手作業での作画フェアリング作業において、このバッテンの「あてがい方/もっていき方」が勘所であるように、数値フェアリングでは、接続する線の夫々の両端に方向を決めて始点/終点とし、相互の始点と終点で接続するとき、その接続条件を「連続性」の級区分: C0/C1/C2で捉えている。

 

 

 

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