一般に紡錘型をなす主船体部での作画フェアリングは:−
[図2.1.2 船型表示線群: ラインズ]
に見るように、(線の意味): (呼称): (略記)で示すと、
●船体曲面の横断面の線: 「ステーション・ライン」: St.L、
ステーションとは、オーディネット: シンプソン則面積計算が成立つように、船の長さを10等分、首尾では更に 1/2又は 1/4等分した位置をいう。
●水平断面の線: 「ウォターライン」: W.L、
●側垂直断面の線: 「バトックライン」: B.L
の3方向の、地図で言えば、等高線に相当する曲線を、木やプラスチック製の撓み易いバッテンを用いて描き、その3線群が曲面上にあることを、夫々の交点が矛盾なく一致するように調整する方法で行う。この方法を、線の整合的な交差を探すことから、クロス・フェアリングと称している。