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3. 対象新規事業分野参入に際しての課題

本節では、「小型観光用船舶」と「FRP・アルミ陸上製品」の各々の分野について、参入するにあたっての具体的な課題を抽出していくこととする。

 

3-1 小型観光用船舶分野

3-1-1 地の利を活かしたきめ細かい営業活動とメンテナンス

管内の小型観光用船舶保有事業者へのアンケート調査では、70%以上の業者が管内の造船事業者に発注歴があった(本章: 「図表II-2-3」参照)。また、発注の理由として、運航する河川、渓谷、湖沼等の状態や業者の運航形態を把握して、それにマッチした船を建造してくれる造船事業者に依頼するとの声も聞かれる。

今後は、今まで以上に既存の受注先である地元観光船保有事業者とのパイプを太くして、その業者個々の実状にあった観光船を提供していく営業姿勢や、きめの細かいメンテナンスへの取り組みが望まれる。

 

3-1-2 企画力、提案力の強化

同アンケート調査によれば、新潟(羽信越)地区以外の造船事業者に発注する理由としては、「安い船価」「船体のデザイン」「情報提供・提案能力」「メンテナンス」などが上位を占めており、コストダウン、アフターサービスの企業努力とともに、デザイン、情報提供を含めた企画・提案能力の向上が求められている。

 

図表II-3-1 管外造船事業者への発注の理由(複数回答)

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資料:「新潟(羽信越)地区中小造船・舶用工業の地域ビジョン策定に関する調査研究」小型観光用船舶保有事業者へのアンケート調査より。

 

 

 

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