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プロジェクトの全費用は、約27億ユーロと概算され、そのうちの初期の額8000万ユーロが、欧州委員会とESAの間で等しく割り当てられ、欧州大臣によって現在進行中の定義フェーズヘ配分された。続きのフェーズの財政上の計画は、検討され、ECとESA会議へ提出される。現在の計画では、ガリレオは、2005年に運用を開始し、2008年にフル運用となる見込みである。

ESAのGalileoSat契約と共に、1999年11月から2000年12月までのガリレオ定義フェーズを含む欧州委員会と産業界との4つの契約がある。GalileoSatの定義研究の契約は、2000万ユーロかかり、ガリレオの宇宙セグメント(衛星配置)と地上のシステムの定義で構成される。Alenia Aerospazioの主導による産業界のコンソーシアムは、50以上の欧州の下請け業者を巻き込んでいる。

欧州委員会の4つの契約の中の、主要な一つは、GALA(ガリレオの全アーキテクチャ定義)と命名され、2700万ユーロかかり、ガリレオのミッション仕様、全体的なアーキテクチャ、及びシステム仕様を定義することを目標としている。それはまた、アーキテクチャ設計が完全に調和のとれた理路整然としたものであることを保証するために、ガリレオの定義フェーズにおける他の活動とのインターフェースも含まれる。Alcatel Space(フランス)の主導によるGALA産業界コンソーシアムは、60を超える欧州の企業によって作られている。

他の3つの委員会との契約は、サービス定義(RACALによって主導されるコンソーシアム GEMINUS)、EGNOSのガリレオへの統合(Alcatel Spaceによって主導されるコンソーシアム INTEG)、そして、ガリレオの標準化(Sextant Avioniqueによって主導されるコンソーシアム SAGA)のような補足的なガリレオ問題についてである。これらの3つの契約は、主契約であるGALAとGalileoSat定義研究と完全に調和がとられる。

ガリレオプログラムの管理に関するESAと欧州委員会との調整は、プログラム管理会議を通して組織される。

 

3.3.3 GLONASSの動向

 

以下のGLONASS情報は、URL http://mx.iki.rssi.ru/SFCSIC/english.htmlから引用した。

 

Mission Control Center IAC CTS Bulletin ‘GLONASS & GPS Monitoring' - January 2000

 

1. GLONASS

 

Constellation changes:

 

slot 14 & 18 were excluded from GLONASS constellation

 

 

 

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