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2.3 飛行評価試験

 

動的状態での受信機の特性を評価するため、飛行状態でSBASから送信される信号を受信し、SBASが提供するサービスである次の3項目について評価を実施した。

1) オーバーレイ機能

2) インテグリティ監視機能

3) 各種補正による測位精度の向上

 

飛行試験は実験用機体、設備など全面的に運輸省電子航法研究所(ENRI)の協力を得、仙台空港を基地として実施した。

実施時期:

第1回飛行試験 平成11年8月31日〜9月3日

第2回飛行試験 平成12年1月30日〜2月4日

 

2.3.1. 試験装置

 

実験に使用した機器の構成を図2.28に示す。

地上側の機器はキネマGPS受信機、データ解析用コンピュータ、WAASメッセージ収録用の補強システム用受信機からなり、機上側の機器は補強システム用受信機、キネマGPS受信機、気圧高度計、データロガー(パソコン)等で構成されている

 

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図2.28 試験装置構成図

 

 

 

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