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2.3.1.1 地上装置

 

(1) キネマGPS受信機

 

地上の基準点に設置され、測位精度評価用基準データをキネマティック測位で求めるために必要な地上局のデータを得る。実験中のデータは受信機内蔵のメモリに記録される。データの記録周期は1秒である。

 

(2) データ解析用コンピュータ

 

電子航法研究所岩沼分室殿に設置し、キネマGPS受信機のデータ処理、実験結果のデータ処理等を行う。

 

(3) 補強システム用受信機

 

機上に設置した受信機とまったく同一のものを、岩沼分室付近で最も条件の良いアンテナの設置場所が得られる航空保安大学校殿にも設置し、実験中のデータの収録を行う。主にPOR衛星のメッセージを漏らすことなく収録するために設置した。

 

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写真2.1 キネマGPS受信機、アンテナ

 

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写真2.2 GPS/WAASアンテナ

 

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写真2.3 地上モニタ用WAAS受信機

(航空保安大学校に設置)

 

2.3.1.2 機上装置

電子航法研究所所有の実験用航空機(ビーチクラフトBE99)に受信機を搭載し、解析に必要なデータを取得する。

 

(1) GPS補強システム用機上受信機データ収録

 

飛行状態でGPS及び太平洋上のWAAS衛星(POR)からの信号を受信し、オフライン処理に必要な生データ及び測位結果を収録する。

収録するデータの内容は以下のとおりである。

 

 

 

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