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第3節 太田市における行政情報の提供

 

一般的に自治体では、市町村単位の各種統計資料などを市勢要覧等として編集し、他市町村や市民に提供している。また、生活情報などは市民便利帳等の冊子を作成し市民に配付し、その残りを担当課ごとに保管している。太田市においてもそうした状況が長く続いていたが、平成10年4月の機構改革に伴い情報システム課が新設され課内に各所管が作成した資料や報告書を集め市民に提供するための市政情報コーナーが新設された。また、この市政情報コーナーは平成11年4月から情報公開の窓口にもなっている。一方、平成10年6月、新庁舎の竣工に併せて情報センターを郵政省の補助のもとに建設した。このことにより、それまでのホームページを全面的に改訂し、インターネット網を通して市民に情報の提供を始めた。更に、来る4月には、市広報やコミュニティ放送、テレビ番組を担当している広報係、事業統計や各種データを取り扱っている統計係を統合して、新たに情報サービス課が新設されることになっている。このことによって、平成12年4月からは、情報の収集、加工、提供が一つの課内において行われることとなる。

 

(市政情報コーナー写真)

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1 ホームページでの庁議概要の提供

 

インターネットの検索エンジンで「庁議」を検索すると「会場:庁議室」ではなく庁議そのものの内容まで記載されているデータが得られる確率は低い。

庁議は、会社で云うところの重役会議に相当する。 ここでは、株主総会(議会)の議決を受ける以前の会社の重要方針を検討する最高意思決定機関である。この庁議には、意思決定と最高責任者としての情報の共有という二つの大きな機能がある。このうち、主に情報提供できる情報を速報としてインターネットで提供している。

 

 

 

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