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インターネットを活用した情報公開の推進(第4章)

 

1 情報公開窓口の情報化の推進

 

多くの地方公共団体において、当該団体が保有している行政文書を住民が知る手掛かりとなるものは、情報公開窓口に配架された文書目録であるが、行政用語の多用や行政事務遂行上の都合による分類など住民に分かりづらいものが多いようである。しかし分類目録を住民に分かりやすいものにするには、職員にとって多大の負荷となることが予想される。

そこで、文書目録の作成と利用における問題点を解決する方策の一つとして、当該機関が保有している行政文書を容易に検索できる機能を有する所在案内システムの検討を行い、図-5のようなイメージで提示している。

 

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図-5 所在案内システムと文書管理システムの連動

 

2 インターネットを活用した開示請求の受付と公開

 

現在多くの地方公共団体では、開示請求者が、開示請求書の提出時と開示文書の閲覧時の最低2回は当該公共団体の窓口まで出向く必要があるなど、請求者にとって利用しやすいとは言えない状態であると思われる。

そこで、情報公開制度を利用しやすくするためは、双方向通信技術であるインターネットを活用した開示請求の受付と公開のイメージを図-6のように提示した。

 

 

 

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