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図-4 情報公開に対応した文書管理システムのイメージ例

 

3 文書の電子化技術の検討

 

文書管理システムの目的は、情報共有・活用による行政事務の効率化を実現し、情報公開、更には住民サービス提供に対応することにある。このためには、行政文書を組織管理、情報共有、流通、再利用及び活用させることが必要不可欠となる。情報の共有や流通、再利用といった概念は、デジタルで表現されるコンピュータ・システムが得意とするものであり、紙媒体の情報には馴染み難いものである。

しかし、行政文書の電子化にはメリットだけではなく、電子文書として保存する場合の記録媒体の寿命の問題や、電子文書の法的証拠能力の問題、職員の情報リテラシーなどの課題も内在する。

そこで、行政文書の電子化に関する動向や事例を調査し、技術的な観点から検討を行い、そして問題点について整理を行ってみた。

まず、行政文書の電子化に関する動向の調査や技術的検討を行い、次いで、電子文書の課題について整理・検討を行った。

 

 

 

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