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(2) 機能による区分

1]単一容器(Single Packaging) : 外装容器を必要としない容器

2]組合せ容器 (Combination Packaging) : 1以上の内装容器及びこれを保護する外装容器により構成されている容器(小型容器に限る。)

3]複合容器(Composite Packaging) : 外装容器と内容器により構成され、それらが一つの輸送容器として使用される容器

4]タンク

5]バルクパッケージング

 

3.2 容器コード

小型容器及び中型容器には、容器包装の種類、材質、同一の容器包装の細区分等を記号で示す容器コードが国連勧告に示されており世界的に利用されています。すなわち、鋼製ドラム、ファイバ板箱、樹脂クロス袋等のことばに代えて、"1A1(鋼製ドラム)"、"4G(ファイバ板箱)"、"5H1(樹脂クロス袋)"等の容器コードで表現します。

本テキスト49ページ「小型容器のコード表」及び 60ページ「中型容器のコード表」を参照して下さい。

[小型容器の容器コードの例]

1A1 : ドラム/鋼/天板固着式のもの

1B2 : ドラム/アルミニウム/天板取外し式のもの

1G : ドラム/ファイバ板

3H1 : ジェリカン/プラスチック/天板固着式のもの

5H1 : 袋/樹脂クロス/内張り付きでないもの

5M2 : 袋/多層で防水性のもの

6HA1 : 複合容器/プラスチック製内容器付きのもの/外装用鋼製ドラム付き

[中型容器の容器コードの例]

11A : 金属IBC(固体用)/鋼製

13H3 : フレキシブルIBC(固体用、重力により排出されるもの)/内張り付き樹脂クロス製

31HA1 : 複合IBC(液体用)/硬質プラスチック製内容器付鋼製外装ケース

 

3.3 容器性能試験

ある容器包装が危険物の運送に適するか否かは、その容器包装の性能試験を実施して判定します。試験の種類は、落下試験、気密試験、水圧試験、積み重ね試験等があり、落下高さ、試験圧力、積み重ね高さ等は、収納する危険物の容器等級によってそれぞれ定められています。試験合格基準は、内容物の漏洩がないこと、運送中の安全に影響を与える程度の損傷がないこと等容器の種類によってそれぞれ規定されています。

 

 

 

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