この試験は、図R.1.2.1に示したように、先端に円錐形の貫入ビットが付いたロッドを人力で地面に挿入し、円錐が地面に貫入するのに必要な力(円錐貫入力という。)を調べるものである。地耐力調査では、ロッドを継ぎ足しながら一定程度の深さまで円錐を貫入させるが、本研究においては、円錐を貫入させる深さを15 cmに限ることにした。円錐を貫入させる速さは約1 cm/secであるため、一回の計測は約15秒で終了する。
図R.1.2.1 円錐貫入試験のイメージ
R.1.3 縮分 縮分とは、偏りが無いように試料の一部を抽出するため、土質工学において一般的に用いられる方法である。これは、図R.1.3.1に示すように、試料を薄く広げた上で適当な数の山に分割し、試料を取り分けるものである。こうした試料の抽出方法を用いることにより、抽出した試料の粒径分布や水分値の偏りを防ぐことができる。
R.1.3 縮分
縮分とは、偏りが無いように試料の一部を抽出するため、土質工学において一般的に用いられる方法である。これは、図R.1.3.1に示すように、試料を薄く広げた上で適当な数の山に分割し、試料を取り分けるものである。こうした試料の抽出方法を用いることにより、抽出した試料の粒径分布や水分値の偏りを防ぐことができる。
図R.1.3.1 縮分の例
R.1.4 真密度 (Solid Density) 真密度とは、ばら積み貨物のうち水や空気(間隙)を除いた固体部分だけの密度であり、一般にρSで表される。真密度を計測するには、比重瓶 (pycnometer) と呼ばれる「蓋をすると容積が一定になる瓶」を用いる。真密度は、細かく砕いた試料を用いて、以下の状態の比重瓶の重量等を計測して求める A: 空重量 B: 水だけが入った場合の重量
R.1.4 真密度 (Solid Density)
真密度とは、ばら積み貨物のうち水や空気(間隙)を除いた固体部分だけの密度であり、一般にρSで表される。真密度を計測するには、比重瓶 (pycnometer) と呼ばれる「蓋をすると容積が一定になる瓶」を用いる。真密度は、細かく砕いた試料を用いて、以下の状態の比重瓶の重量等を計測して求める
A: 空重量
B: 水だけが入った場合の重量
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