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(37) 包装方法P001及びP002を検討した時、ある国代表は、国連モデル規則との整合性の重要性を繰り返し、また、制限量の増大は、危険性の増大になるという意見もあった。

(38) また、ある代表からは、これらの包装制限量を増加する場合は、安全な状態を確保するために注意深くチェックしなければならないという意見があった。一方、容器包装のサイズを増大させる場合には、主管庁により許可が与えられなければならないという意見もあった。

(39) E&Tグループは、検討の結果、これらの意見を考慮し、包装方法P001及びP002のIMO/国連の数値を[ ]として、DSC4/INF.13の使用、DSC5にこれを提出することに合意した。

(40) ベルギーの代表は、4.1節の変更(DSC4/3/Add.2)を行い、1999年5月1日までに事務局に提出することが確認された。

コードの実施

(41) E&Tグループは、DSC4から指示されているように、IMDGコードの効果的な実施を確実にするための新規則の追加提案(DSC 4/6/3)に関する日本の提出文書を検討し、実施のために提案された措置を次のように訂正し、新様式IMDGコード1.1.1.8として取り入れることを決定した。

1.1.1.8 Competent Authority shall take appropriate measures to ensure effective implementation of the requirements of the IMDG Code.

BCコードの見直し

(42) E&Tグループは、DSC4から指示されているように、DSC 4/5/3(ブラウンコールブリケット)及びDSC 4/5/9(ピートモス)を検討し最終改正案を作成した。

IMDGコード総則17節の改正提案

(43) E&Tグループは、DSC4から指示されているように、IMDGコード総則第17節改正提案(DSC4/WP.3/Add.1/Corr.1)に関するBCワーキンググループ作成の文書を検討し、新様式IMDGコードパート7に追加することを決定した。

謝辞

(44) E&Tグループは、Mrs. H.B. Lindeijer(蘭)、Captain P. Wilkins(英)及びLt. Cdr. J.J. Plunkett(米)に今までのE&Tグループへの業績に対して謝辞を表明した。

E & Tグループの概況(参考)

会合の主題は、IMDGコードのAmdt.30の完成にあわせて継続的に進められているIMDGコード様式変更作業であった。DSC5に承認のために提出されるE&Tグループの報告案が作成された。また、様式変更の作業は、8割方終了した。 国連の策定したMulti-modal輸送に使用されるPIに最終的にIMOの意向を反映させるための意見の集約には、新様式IMDGコードの包装使用を検討する討議の中で相当の時間が費やされた。しかしながら、今回のE&Tグループ会合において容器等級1の危険物に使用する制限値として現在IMDGコードで使用している許容容量/質量の値と国連の値と整合させることができず、両者を[ ]で記載し、次回DSC5で再検討し決定することとなった。容器等級2及び3の危険物については、国連勧告及びIMDGコードの容器基準に規定されている最大許容値を使用することとなった。

 

DSC 5/3/1 (E&T) E&Tグループの報告 [本文2.3.1節参照]

○主要点: IMDGコード第30回改正ドラフト及びDSC4及びMSC71からの検討要請事項に関するE & Tグループの検討結果。(1999年9月27日〜10月8日開催)

○小委員会への要請事項: パラ28

○関連文書: 新様式IMDGコード、DSC 4/14etc.

(略)

パラ32: 小委員会への要請事項:

.1 このコード内[ ]箇所の保留又は改正を決定すること。

.2 新様式IMDGコード第30回改正の4.1.9.1.6の文書を引き続き含めることを決定すること。

[4.1.9.1.6: Pyrophoric radioactive materials shall be packaged in Type A, Type B(U), Type B(M) or Type C packages and shall also be suitably inerted.]

.3 E & Tグループの報告書及びIMDGコード第30回改正内容を容認すること。(事務局によるマイナーチェンジを条件として)

 

DSC 5/3/1/A.1〜11 (ETグループ) ETグループの報告(新様式IMDGコード) [本文2.3.1節参照]

 

DSC 5/3/2 (事務局) MSC71回会合の結果(毒性バルクケミカルの船員への影響問題)

○主要点: 水銀を使用している船舶の制御システム(バラスト水用)からの水銀漏れによる船上における環境汚染に関するMSC71の結果報告

○小委員会への要請事項: パラ3

 

 

 

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