2.3 IMO・DSC小委員会等審議概要
2.3.1 IMO・DSC編集・技術作業部会出席報告(1999年)
(1) 会合の概要
a 平成11年9月27日〜10月8日(ロンドンIMO本部)
b 参加国又は機関
バハマ、バングラディッシュ、ベルギー、カナダ、韓国、エジプト、フィンランド、仏、独、日本、蘭、ノルウェー、韓国、スウェーデン、スイス、英国、米国、CEFIC、IRU、HMAC
c 議長等
議 長: Mr. P. G. A. Van Lancker(ベルギー)
事務局: I. Rahim
我が国からの参加者: 本庄(日本海事検定協会)
d 議 題:
i IMDG コード様式の変更−Amdt.30の検討
ii IMDG コードの強制化
iii 次亜塩素酸カルシウム関連事項
(2) 概況
今回会合の主目的は、様式を変更したAmdt.30(案)の完成と、新様式IMDGコードのうちどの部分を強制化の対象とすべきかについて結論を出すことであった。グループは、今期会合中にこれら2つの大きな課題について作業を終了し結果をDSC 5に提出する。また、次亜塩素酸カルシウム関連事項についてもグループの議論が注目されていたが、情報提供に止まり事態を動かす具体的な提案等は無く、本質的な検討はDSC 5に持ち越された。
(3) 審議の概要
a IMDGコードAmdt.30の検討(DSC 5/3/1 Para.27, 28, 29, 30及び31参照)
グループは、その作業時間の大半をPart IからPart VIIの2nd readingに、特にPart IIIのDangerous goods listsについては多くの時間を費やし作業を完了した。各Part の検討における主要事項は次のとおりであった。
i Preamble
改正案文はドラフトされたが、IMDGコードが強制化された場合には一部の書き振りを大幅に変更する必要が生ずるであろうことを想定し、ドラフトのままにしておくこととした。MSCにおいて正式決定されてから改めて検討することとした。
ii Part I - General provisions and definitions
イ para.1.1.2 Conventions
新コードで引用している条約文抜粋については、強制化の際に条約本文と重複することとなるが、"User friendly"であることも重要であるとの意見があり、強制化の場合にもそのまま掲載することとした。