9-3.安全性、暗号技術、電子署名、本人認証
Q9-3-2: EDIネットワークの安全性はどのようにして確保することができますか。
EDIを行う上で最も安全なネットワークは、EDI当事者間のシステムを専用線で接続する事です。しかしながら、企業同志をそれぞれ専用線で接続するとなると、EDI接続相手全てと別々の専用線を設けることとなり、通信機器や管理費用を含めた通信コストは膨大なものとなり、現実的ではありません。
そこで、現在最も普及している方法はネットワーク・セキュリティが確保されているVANサービスを仲介するやり方です。EDI当事者どうしが同一のVANサービスに加入さえすれば、VANのネットワーク自身はVANサービス業者によりシッカリ管理されているので、ユーザーは個別にネットワークの安全につき心配することはありません。
ところで、EDIもそろそろオープンなネットワーク上で展開し、解放的で柔軟なビジネスへ対応してゆく必要性がでてきている。すなわち、インターネットを活用したEDIの導入です。この場合、エクストラネットやVAN業者によるセキュアドTCP/IPネットワーク・サービスを利用するならば、ネットワークの安全性はある程度は確保できるはずです。
9-3.安全性、暗号技術、電子署名、本人認証
Q9-3-3:オープンなインターネット上でEDIを行う場合、セキュリティを確保する方法はありますか。
安全が確保されていないオープンなインターネット上で、データが流れるパスのセキュリティを確保する方法につき紹介しましょう。