5-1.電子情報化の課題
Q5-1-4:当社が貿易電子化を実現しようとした場合、何が必要ですか?コストはどれほどですか。
最小限必要な道具立ては、インターネットに接続できることだけです。ボレロでは、電子メール的感覚でメッセージをやり取りすることができるようになっています。また、わが国のプロジェクトである貿易金融EDI(TEDI)では、貿易取引の参加当事者に必要な標準的となるソフトウェアが「共通基盤」として用意されているので、特別なシステムコストをかけなくても参加することが可能です。ただ、在庫のデータと電子貿易データを連動させたい、等と言った社内システムとの連携を図る事になれば、用意されている標準ソフトウェアを利用してシステム連携を図ることになります。
5-1.電子情報化の課題
Q5-1-5:必要な情報はどこでどのように得る事ができますか。
ボレロ、貿易金融EDIともにインターネット上に情報が公開されています。下記URLを参照されると良いでしょう。
Bolero:bolero.net
貿易金融EDI:ecom.org
また、電子商取引実証推進協議会(ECOM)では、1999年3月に「貿易金融プロセスの電子化の実現に向けてーその制度的、技術的検討」および「貿易金融EDI実施ガイドライン」を発表しており、(財)金融情報システムセンター(FISC)は「クロスボーダー取引における金融EDIに関する研究会(第二部)報告書」を公表しています。