また、バス専用の研修テキスト『バスの標準運行プロセス』(『Metrobus Standard Operating Procedures』)が用意されている。高齢者・障害者への対応のマニュアルが9ページ分含まれ、車いすへの対応、リフトの使い方、その他の障害者への対応が示されている。また、リフト使用時の援助方法、料金の収受方法、緊急時の対応などが記載されている。ただしリフト操作盤の図解のみで、イラスト等は活用されていない。リフトについては、2種類(ベイポール社、リフトユー社)あるのでそれぞれの使い方を修得する。
視覚的な教材として「Transporting Passengers with Disabilities」というビデオが用意されている。内容はバスに限定されており、車いす、歩行器使用者への対応、リフトが故障した時の対応、視覚障害者、聴覚障害者への基本的な対応方法を実際のバスを使用して解説したものである。
また、ドライバーに対して過去1年間のスペック(優先座席の数など)の変更の周知を行う。バスからの乗降については図説で全員に学ばせると同時に、ロールプレイを取り入れている。